できれば子供もほしい!
でも、非正規雇用で年収が低い…
今更転職も難しいし…
こんな自分でも結婚できるの ?
結婚を考えている方で自分の年収に不安のある方は多いと思います。
そんな中、一般社団法人日本リレーションシップ協会が全国の25歳以上 50歳未満の女性414人を対象に行った「結婚相手に求める条件とパートナーの年収(2021年12月21日公表)」によると、未婚女性のパートナーの理想年収は「600万以上 800万円未満」という驚愕の事実が明らかになりました。
世の男性のほとんどは、この結果に唖然、呆然、自信喪失したに違いありません。
ここでは自分の年収に不安がある方に向けて、婚活と収入の諸問題について考えてみたいと思います。
そもそも結婚生活にお金はかかるのか

結婚生活には当然ながらお金がかかります。その内訳は主に2人分の食費、家賃、光熱費、携帯料金、遊興費などです。ただし、こういった費用は一人暮らしでも発生するものですので、結婚したからと言って特別負担が増えるわけではありません。
逆に、様々な費用が1人より2人でまとめて支払うほうが効率化されるため、むしろ一人当たりの支出は減少するといえます。さらに共働きであれば単純計算で収入が2倍になるので、むしろ結婚は経済的に潤う行為と言っても間違いではないでしょう。
この論理でいくと、年収が少ない人のほうが結婚するメリットが大きいということになります。
なぜ、結婚はお金のかかるイメージがあるのか
ではなぜ、「結婚はお金がかかる」という間違った印象が定着しているかと言うと、それは結婚式代、新婚旅行費、子育て費用、マイホーム購入費等を始めから盛り込んでいるからです。
○世間でよく言われる「結婚費用」の概算内訳
結婚式 | 300万円 |
新婚旅行 | 50万円 |
マイホーム | 3500万円 |
子育て | 2800万円 |
・新婚旅行はハワイに1週間行った場合
・マイホームは建売住宅平均額
・子育ては0才~22才公立大学卒の場合
締めて6650万円です。
年収200万円だと生活費を0としても貯めるのに30年以上かかりますね。
世間はこの費用が当然の如く結婚に含まれる支出とみなし、結婚生活には金がかかると言っているのです。
しかし、家族婚やナシ婚が広まる今日、必ずしも結婚式にお金を掛けなくてもいいだろうし、コロナ情勢もあり豪勢に海外旅行に行くこともないでしょう。また、子どもは授かり物なので、初めから費用計算するのもおかしな話です。
マイホームにしても、人口減少社会の日本ではメリットのある買い物とはいえません。これらの支出は結婚生活のオプション料金であって、必ずしも出さなければいけないものではないのです。
昭和時代に業界団体のプロパガンダによって広まった「結婚とはかくあるべき」のイメージが令和の時代でも未だに残っているのです。
結婚生活に必要な収入とは

では、実際結婚生活においてどれくらいの収入があれば良いのでしょうか。もちろん、住んでいる場所や生活レベルをどうするかによってその額は大きく変動しますが、ここでは都市部在住で極力節約した場合で考えたいと思います。
(夫婦ふたり分/月)
- 食費 6万円(1日2,000円計算)
- 家賃 10万円
- 光熱費 15000円(電気、ガス、水道各5000円ずつ計算)
- 携帯代 5000円(格安Sim)
- 雑費 15000円
以上、合計195000円。
かなりざっくりな計算ですが、月20万円の収入があればなんとか生活できます。
これは手取り年収でいくと240万円あれば、足りる計算です。額面では350万円程度でしょうか。
となると夫婦それぞれが年収200万もあれば、充分結婚生活は成り立つことになります。
婚活と収入の現実

さて、上に挙げた計算により「年収200万円でも大丈夫!」と言いたいところですが、それは理論上の話で、実際の婚活の場でその理論は残念ながらいっさい通用しません。
というより男性であれば年収200万円の人はほとんど婚活の土俵にすら立てません。
何故かというと、単純にみんなもっと良い生活がしたいからです。
例えば、上に挙げた支出の中には衣服や化粧品、遊興費等の費用がまったく含まれていません。誰だってオシャレはしたいです。飲み会や旅行にも行きたいでしょう。それらは絶対必要経費ではありませんが、現実的に日本で生活する上では必要です。
加えて、女性の場合であれば、どうしても自分が妊娠、出産したときのことを考えます。その間は当然働けないですから、男性の収入に期待するしかないのです。高望みする女性は一部だとしても、ほとんどの女性は年収500万円程度を最低ターゲットにしてくるのは間違いありません。
婚活は相手を選び、選ばれる戦場です。年収500万円以上の男性がゴロゴロしている中であえて200万円の人を選ぶ奇特な方も少ないはずです。
ましてや現代はマッチングアプリや結婚相談所でも相手を探す際にフィルタをかけるのが一般的ですから、年収の低い人は検索の段階で弾かれます。
よって、婚活の場に年収200万円の男性は「存在しない」ことになります。
それを裏付けるために、わたしの職場の同僚や友人の女性30人(20代~40代)に「あなたが婚活アプリで年収フィルタを使うとしたらいくらに設定しますか?」のアンケートを取ってみました。
(もちろん全員が婚活中ではないですし、アンケート人数も少ないので参考程度に考えてください)
○婚活アプリ等でフィルタ検索する男性の年収額
200万以下 | 0 | 0% |
200万~300万 | 0 | 0% |
300万~400万 | 0 | 0% |
400万~500万 | 3 | 10% |
500万~600万 | 11 | 36.6% |
600万~800万 | 9 | 30% |
800万~1000万 | 2 | 6.6% |
1000万以上 | 5 | 16.6% |
なんという結果でしょう…。
これはわたし自身の予想もはるかに超えていました。
ちなみに30代男性の平均年収はせいぜい470万円程度です。そのボリュームゾーンであるはずの400万~500万にかけての検索数がたったの10%しかないのです。
もちろんアンケートはふざけて回答してもらっている訳ではありません。あくまで彼女たちは真剣に考えた上で「これくらいかな」と答えてくれています。
女性が高望みしているかはこの際考えず、要するに検索で引っかかるためには最低でも年収400万円は必要になる、ということです。

収入が少ない人はどうすればよいか
次に収入が少ない人はどうすればよいのかを考えたいと思います。

収入を増やす
婚活において女性であれば収入が少ないことはそこまで大きなハンディキャップにはなりません。その分、料理等家事を頑張る姿勢を見せればむしろ好感を持たれるでしょう。
しかし、男性の場合は性格やルックス以前に年収フィルタをまずくぐり抜けなければなりません。
このフィルタをくぐり抜けるには、実際に収入を増やすか、嘘をつくか、のどちらかしか方法はありません。嘘をつくのは道義的に問題があるので、やはり現実的には収入を増やすしか方法はないようです。
収入を増やすことは難しいようで、実はそれほど難しくありません。なにか資格を身に着けて転職するのも一つの手でしょうし、アルバイト等の副業でも良いでしょう。
インターネットが普及した今日においては、外に出なくともいろいろ稼げる方法もあります。何百万も増収させるのは難しいかもしれませんが、年収100万程度を増やすぐらいなら今の時代方法はいくらでもあります。
ちなみに余談ですが↓のDMM FXでは現在キャッシュバックキャンペーンを行っています。
フィルタを通さない出会いを探す

結婚相談所やマッチングアプリ、一部の婚活パーティにおいて年収の明記が求められる一方、年収フィルタを通さない出会いもあります。友人の紹介や、職場での出会い、ナンパや街コンなどです。
そういった出会いでは、収入云々よりも先にルックスや性格が前面に出るため、相対的に年収の影響度は少なくなります。婚活の障害が年収にあるという自覚があって、且つその収入をどうしても増やせない場合は、そうした出会いに活路を見出すのも一つの手でしょう。
しかし、注意しなければいけないのは、フィルタを通さないということは自分自身もフィルタ機能を使えないということでもあります。
どういうことかというと、効率的に婚活ができずに婚活期間が長引く可能性が高いということです。
まとめ
いかがでしたか。ここでは年収200万円で結婚できるか、について考えてみました。
この記事の結論は以下になります。
・しかし婚活をする上で年収200万円は大きなビハインドである。
・年収200万円の人が婚活する場合「年収を増やす」or「フィルタを通さない出会い」の二択になる。
・「フィルタを通さない出会い」の場合、結果が出るのに時間がかかる
収入が多い人も、少ない人も是非婚活を頑張って頂ければと思います。
皆さんの婚活に幸運がありますように。
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