プロ野球日本ハムの監督に就任した新庄さん。
野球ファンならずとも、その言動はとても明るく個性的で印象に残っている方も多いと思います。
新庄さんが何故これだけ世間から愛されるのか。
そこには婚活がうまくいくためのヒントが散りばめられているような気がします。
ということで今回は「新庄監督の生き方に学ぶ婚活に必要なこと」について考えたいと思います。
プレイヤーとしての新庄さん

野球を観ない人や今の若い人は、新庄さんのことをおそらく「バラエティ番組に時々出てくるちょっと変わった人」というイメージを持っているのではないでしょうか。
ですので、ここでは野球選手としての新庄さんについて簡単に説明したいと思います。
新庄さんは右投げ右打ちの外野手で、守備位置は主にセンターでした。三振を恐れない思い切りの良いバッティングと、脚力、球界随一の守備範囲の広さ、肩の強さを誇る選手でした。冷静に選手分析をする元中日ドラゴンズ監督の落合博満さんも、「守備はイチローより新庄のほうが上」と言わしめたくらいです。
わたしも何度か甲子園に試合を観に行ったことがありましたが、その身体能力の高さと華麗な身のこなしは、遠目からでも他より群を抜いていることがはっきりわかりました。
背番号がわからなくても、一瞬で「あっ新庄だ」とわかるのです。
印象的だったのは、あるデイゲームの中日戦、ワンナウトランナー3塁の場面、左中間の殆どレフト側に飛んだ飛球をセンターの新庄さんが掴んでバックホームして、本塁突入した走者をアウトにした場面でした。
普通にいけば、明らかなレフトフライをセンターの新庄さんが快足飛ばしてキャッチしてその鬼のような強肩で本塁に投げて悠々アウトにしたのです。
当時レフトは坪井選手でしたが、坪井選手は新庄さんが飛び込んでくることを見越して邪魔しないように譲っていたのも印象的でした。
新庄さんはそんなスゴい選手だったのです。
新庄さんの人間性

敬遠球をサヨナラヒットしたり、球場の天井から突然降りてきたり、奇想天外な新庄さんですが、その根底には一貫して「ファンを喜ばせたい」という信念があります。
例えば、2005年のオールスターゲーム。代走で登場した新庄さんの足元はキラキラと輝いていました。
なんと両のスパイクに、1個200万円近くするダイヤモンドを2つずつ埋め込んでいたのです。
「お洒落は足元から」という言葉はありますが、場所は広いスタジアムです。観客席からダイヤモンドに気づいたファンはいなかったでしょう。
それでもスパイクにダイヤモンドを埋め込んだのは、きっと代走であっても「ファンの前でなにかしてあげたい」というサービス精神の現れでしょう。
また彼は天性のセンスだけで野球を楽しくやっているように見えますが、実は影でかなりの努力をしています。
You Tubeなどで元同僚選手が語っていますが、朝誰にも気づかれないくらい早い時間に来て、身体のケアや筋トレ等をしていたそうです。
努力はするのですが、「そういう姿をファンに見せたくない」という彼の美学が垣間見えます。
そして、意外と言っては失礼ですが、新庄さんは上下関係を非常にしっかりわきまえており、目上の人からもけっこう愛されています。
故野村克也監督との漫才のようなやり取りは有名ですが、要は押さえるところはしっかり押さえ、主張するところは主張するバランス感覚にとても優れているのです。
新庄さんの生き方に学ぶ婚活に必要なこと
積極性

新庄さんは思いついたことは基本何でもチャレンジします。例えば、2年前に突然「プロ野球選手に復帰する」と宣言し、昨年48歳でトライアウトを受けました。
残念ながら不合格になりプロ復帰は叶いませんでしたが、失敗をおそれずチャレンジする姿は多くの人に夢や希望を与えました。
婚活においても積極性は最重要項目です。積極的に行動しなければ出会える人とも出会えません。消極的になっていても仕方がないのです。
新庄さんに見習ってどんどんチャレンジしていきましょう。
ポジティブ思考

新庄さんはとにかくポジティブ思考です。先述したトライアウトに落ちたときも
「いくつになっても挑戦した自分に悔いはなし!」
とコメントしています。また、最近ではトライアウトの一件を「復帰は逃しはしたが、その姿を球団関係者が見てくれていて今回の監督就任に繋がった」という趣旨の発言をしています。
婚活においてもポジティブ思考は非常に重要です。
人と会ったり話したりするのはストレスがかかるし時には辛く傷つくこともあります。そういうときにポジティブ思考であれば、めげずに次の出会いに向かって突き進むことができます。
影で努力すること

努力は誰でもしますが、新庄さんのように努力を見せないことが肝です。
婚活の場合、「私、婚活のために努力してます。頑張ってます!」感が伝わり過ぎると相手が引いてしまいます。
たとえ婚活のためにしたダイエットやお洒落であっても、「わたし普段からこうですけど」感を出して涼しい顔をしておきましょう。
そうすると相手はあなたのことをより魅力的な人に感じるはずです。
サービス精神

新庄さんといえば派手なパフォーマンスですが、それもファンに対するサービス精神あってのことでしょう。
婚活においても相手に対するサービス精神が非常に重要になります。
食事のときには相手のメニューを聞いてあげたり、小皿に盛り付けてあげたり、話をしっかり聞いてあげたりetc。
お見合い(ファーストコンタクト)はサービス精神を発揮できる機会が多くあります。些細なことでも積み重ねていけば、相手に感動を与えられるかもしれません。
有言実行力

新庄さんは目標が決まったらそれを周囲に発信し、しっかり実行していきます。トライアウトのときもそうですが、「監督になりたい」というのも昔から周りに発信していました。
婚活においても有限実行力は大切です。
「1年で結婚する」「月に最低4人に会う」など、まずは目標を立てる。目標はできるだけ高く掲げ、自分自身を奮い立たせるためにも、周りの家族や友人にも発信しておいたほうがよいでしょう。
そのうえで、その目標に向かって突き進むのです。
そういった姿勢で取り組めばきっと早い段階で婚活を終わらせることができるでしょう。
笑顔

新庄さんといえば白い歯を見せた笑顔が印象的です。
報道陣の前ではいつも笑顔で茶目っ気たっぷり。こんな彼を「嫌いになれ」という方が難しいと思います。笑顔は人を和ませ、警戒感を緩めます。
婚活において笑顔は最強の武器です。相手がどんな人であっても、まずはにっこり笑顔で接してみましょう。きっと同じように笑顔を返してくれるはずです。
目上の人への対応

新庄さんは先輩たちにとにかく好かれています。それは上下関係をしっかりわきまえていて、目上の人の懐に入るのが上手かったからでしょう。
その性格から結構な無茶振りであったとしても、「新庄なら仕方ないか」と許してくれるのです。
例えば、野村監督が阪神の監督就任直後、毎晩練習後に長時間ミーティングを行っていたそうです。あるとき、新庄さんは監督室に押しかけて、
「監督。ミーティング長すぎるんでもっと短くしてもらえませんか」
と頼み込んだそうです。
一選手が監督室に押しかけることも例外ですが、さらにその指導方針にも口を出したのです。普通なら怒って返されるのがオチですが、野村監督は「そうか」と最終的に納得して、以後ミーティング時間は短縮されたそうです。
婚活もある程度進んでいくと、相手の両親や家族を紹介される機会も出てくる思います。そこでは、しっかりと上下関係をわきまえて、相手を立てるような言動が必要になってきます。
また、その中で自分たちの主張も角を立てず伝えていけるようであれば、婚活のみならず、結婚生活も安定して送ることができるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。婚活において新庄さんから学ぶべき部分は沢山ありますね。
その新庄さん本人の結婚生活はというと、メジャー移籍前の2000年にモデルでタレントん大河内志保さんと結婚しています。
しかし2007年、新庄さんからの「別れよう」という一方的なメールであえなく離婚となっています。
けれど、当の大河内さんは「彼は日本の財産、わたし一人のものではない」と離婚を前向きに捉えています。
メールで離婚を伝えても、怒られず受け入れられるってスゴいですよね。
今日はそんな新庄監督のお話でした。どうぞ皆さん、ぜひ参考にしてくださいね。
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