
なんだテツオ。元気なさそうだな。

ああ。推しのアイドルがさっき結婚発表したんだよ。しかもよりによって相手はIT社長だとよ。

それはちょっと凹むよな。

やっぱ恋愛も結婚も弱肉強食だよな。俺もIT社長だったらあのコと結婚できたのになぁ。

それはどうやろ。。。
どうも。元婚活冒険家で社会福祉士のジローです。
恋愛や結婚は【弱肉強食】の世界。。。
そのように思っている人は多いのではないでしょうか。
しかし、動物と違って人間社会は複雑です。
ここでは、
「恋愛や結婚は本当に弱肉強食なのか…」
「だとしたは弱者はどうすれば良いのか」
それらについて考えたいと思います。
〇この記事はこんな人に読んで欲しい↓↓
・好きな人をいつもハイスペックの友人に持っていかれる
・そもそも誰とも付き合った事がない
弱肉強食とは
この問題を考えるにあたって、まずは弱肉強食の定義から考えないといけません。
「弱肉強食」とは読んで字の如く「強い者が弱い者の肉を食べる(勝つ)」ということです。
恋愛や結婚で言うと、ハイスペック(強者)がロースペック(弱者)が食べる肉まで食べてしまうといったところでしょうか。
恋愛や結婚は弱肉強食なのか
たしかにハイスペックな人は幅広い異性からモテる傾向があります。
例えば男性アイドルにしても女性アイドルにしても、ライブ会場には多くの異性のファンが集います。
また、古今東西お金持ちの男性は多くの女性を囲ったりしてモテる印象です。
例えば、ZOZO創業者の前澤友作さん。
言わずと知れた金持ち日本代表のような人です。
彼は公表されている限り婚歴が2回あり、それぞれ合わせて子どもが3人います。
加えて剛力彩芽さんや紗栄子さんなど華やかなタレントさんとも交際が報じられていました。
たしかに、これで「モテてない」というほうが無理があります。
しかし、あえて言うなら恋愛や結婚は弱肉強食とは言い難いところがあります。
以下にその理由を2つ説明します。
人間社会は動物世界のように単純ではない
先述したようにハイスペックがモテるのは事実かも知れません。
しかし、人間社会は複雑です。
動物世界の弱肉強食がそのまま適用されるか言うと、実はそうではありません。
例えば恋愛や結婚であればハイスペックはハイスペック同士、付き合ったり結婚したりする可能性が高いのです。
簡単に言うとハイスペックの人は安い肉を食べません。
彼ら(彼女ら)は高い肉ばかり食べるのです。
それはロースペック者(弱者)達にとって天上人の戯れです。
実害はほとんどありません。
だってロースペックは手の届く範囲の身近な人と恋愛したり結婚したりすれば良いだけの話ですから。
実際、俳優やアイドルなどで無くても魅力的な異性はその辺にゴロゴロ転がっています。
1人の人間が1度に付き合える異性の数は限られている
わたしの友人Aがある時こんな話をしていました。↓

どんなに頑張っても同時に付き合えるのは2人までかな
Aはいわゆるイケメンで性欲が強い浮気性の男です。
彼いわく、
「体力や時間を考慮すると同時進行で付き合えるのはせいぜい2人まで」らしいのです。
Aのような強者がせいぜい2人としか付き合えないのなら、異性関係において強者総取りの法則などそもそもない、ということになります。
さらに現実的な話でいくと、一夫一婦制の問題やモラルの影響もあります。
弱者の戦法とは

恋愛や結婚に動物世界の弱肉強食が適用されないことは↑に述べてきました。
しかしこの世界、強者(モテる人間)と弱者(モテない人間)がいるのは事実です。
では弱者はどうすればよいのでしょうか。
方法は以下の2つになります。
①頑張って強者になる
②競合しない(逃げる)
それぞれ詳しく解説します。
頑張って強者になる
文字通り、弱者が鍛錬を重ねて強者になれば強者に勝つ可能性が生まれてきます。
例えばドラゴンボールで孫悟空が界王様に鍛え上げられてフリーザを倒す、みたいな感じです。
現実世界で言うと、ダイエットを頑張ってスレンダーになるとか、資格を取って年収を上げるとか、でしょうか。
ただ、弱者が強者になるのは並大抵な努力では叶いません。
特にある程度大人になってしまうと見違えるような変化はなかなか望めません。
マンガのような劇的な変化は所詮マンガの中だけです。
競合しない(逃げる)
もっとも現実的なのは強者と競合しない(逃げる)という戦法です。
何年か前に「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマが大人気になりました。
この題名はハンガリーの諺ですが正にその言葉通りです。
また、古代中国の【孫子の兵法】にも「弱者は戦うな。敵から逃げよ。避けよ。」という趣旨の言葉が残されています。
要するに、逃げることは別に恥ずかしい事でもなんでもなく、弱者が生き残るための歴とした術なのです。
恋愛や結婚に対する弱者の具体的な戦法

もちろん現実の恋愛や結婚は戦争ではありません。
恋愛や結婚における「逃げる」は以下の事となります。
- 高望みしない
- 自分が勝てそうな領域で勝負する
- 機を伺う
それぞれ詳しくみていきます。
高望みしない
「高望みしない」は強者との競合を避けるためには必須の手段です。
例えば、平凡なサラリマーンなのにアイドルと付き合おうとするのはどう考えても成就する可能性が低いです。最初から負け戦です。
逆に「同じ職場の人」などは生活レベルや生活スタイルも似ている事が多いので成功する確率が高くなります。
自分が勝てそうな領域で勝負する
「自分が勝てそうな領域で勝負する」のも弱者にとっては重要な戦法です。
例えば海中でサメに勝てる人間は少ないと思いますが、陸上なら話は変わってきます。
(というかどんな獰猛なサメも陸に上がれば呼吸が出来ずに放っておいても死にます)
このように自分の得意分野を全面に活かせるフィールドで戦えば弱者にも十分チャンスがあります。
具体的には、テニスが得意で有れば「テニスコンに参加する」などです。
ちなみにテニスコンに関しては以下の記事で詳しく解説していますので参考に。
テニスに限らず、登山、料理、英会話、サーフィンなんでも良いです。
自分が得意だったり好きな分野であれば普段どんな弱者であっても輝けるのです。
輝いている人は当然魅力的に映るし、異性にモテます。
機を伺う
仮に恋愛や結婚が弱肉強食の世界であったとしても、その力関係はその時代や環境によって大きく変動します。
例えば恐竜全盛期の頃、哺乳類は隅っこで細々と暮らしていました。
しかし現代では恐竜は絶滅し、人間をはじめ哺乳類がこの世の春を謳歌しています。
すなわち機会がくれば現在の恋愛弱者も強者になり得るのです。
「そんなのいつまで待てばいーんだよ!!」
「っていうかそんな時代が来る保証なんてねーだろ!」
と罵声が飛びそうですが、実は人々の価値観というのは常に大きく変動しています。
特に恋愛観や結婚観というのはコロナ禍を経て大きく変わった印象があります。
「陰キャが婚活で成功するためには」の記事でも書きましたが、度重なる自粛生活を強いられる中、これまで恋愛市場で疎まれがちであった陰キャが今では市民権を獲得しています。
このように時代の変化に合わせて「強い/弱い」も目まぐるしく変わっていくものなのです。
弱者が強者に勝つためにはこうした時代の変化を読む力もキーになってきます。
まとめ
恋愛や結婚は動物世界のような弱肉強食ではありません。
弱者であっても十分対応することが可能です。
逆に言うと「弱肉強食」だと言ってハナから諦めてしまうほうが勿体無いです。
①高望みせず、②自分の得意のフィールドで、③機を伺えば必ず勝機が見えてきます。
すべての弱者の方に幸運が有りますように。
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