どうも元婚活冒険家で社会福祉士のジローです。
皆さん。婚活で気疲れしてませんか?
もちろん婚活は初めて出会う人と話したり食事したり、どんな人でも気疲れるものです。
しかし、HSPの方はその気疲れが極端にヒドくなりがちです。
場合によっては日常生活に支障をきたすこともあります。
今回はHSPである筆者が、HSPの方が婚活で疲れる理由と対策について考えたいと思います。
HSPとは
婚活でHSPの人が疲れやすい理由を考える前に、まずはHSPとはどういった人のことを指すのか簡単に説明します。
HSPとはアメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン氏が提唱した概念です。
「HighlySensitive Person」の頭文字をとった言葉です。
ざっくり言うと、視覚や聴覚等の感覚が敏感で外部からの刺激を受けやすい方。
感受性の強い(強すぎる)人の事です。
HSPの特徴
アーロン博士はHSPには以下の4つの特徴があると説明しています。
- ・簡単な事でも深く思考を巡らせる
- ・刺激に対する反応が強い(疲れやすい)
- ・共感力が強い(相手の感情の影響を受けやすい)
- ・些細な刺激(光や音、においなど)を察知する
↑を見てもHSPは感受性がかなり強い人の事だと言えますね。
HSPは有名人にも多い
HSPは全人口の15%〜20%ほど(5人に1人)いると言われています。
ちなみに左利きの人は10人に1人ですから、単純計算で左利きの2倍HSPの方がいるという事になります。
なので特にHSPは珍しいものではありません。
当然ながら誰もが知っている有名人の中にもHSPの人は多くいます。
自身でHSPであることを公表している有名人の方を以下に挙げます。
・田村淳さん(ロンドンブーツ1号2号)
・ベッキーさん
・ATSUSHIさん(EXILE)
・最上もがさん(元でんぱ組)
他にも沢山有名な方が自身がHSPであることを公表しています。
HSPが婚活でひどく疲れる理由

HSPの方は多いですが、HSPと婚活は実は相性が良く有りません。
何故ならHSPの人が婚活をすると非常に疲れるからです。
以下にHSPの方が婚活でひどく疲れる理由を挙げます。
「初めて」の事が多いから
婚活は必然的に初めての人と会う事が多くなります。
また、お見合い場所も普段行かない場所(ホテルのレストラン等)を利用する事が多くなります。
この「初めて」。
HSPの人は苦手な人が多いのです。
何故なら初めての事は普通の人でも刺激が強いです。
ましてや感受性の強いHSPの方は多くの事を洞察するので疲れるのです。
「人対人」の活動が主になるから
婚活は言わば一生繋がる人間関係を創るのが目的です。
ですので人と人が出会う事が基本になります。
しかしHSPの人は「対人関係」において疲れを感じる人が多いです。
「これ聞いていいのかな?」
「自分との会話楽しんでくれてるかな?」
そんな事がとても気になります。
相手の顔色を伺ったり、相手が発した言葉の意図を必死で汲み取ったり。。。
HSPは婚活で疲れるのは当然です。
処理すべきタスクが多過ぎるから
婚活は非常に多くのタスクをこなさなければなりません。
〇婚活で取り組むタスクの例
- 結婚相談所や婚活アプリ、婚活パーティー等への登録
- 会うまでのメッセージ交換
- お見合い
- フィードバック(振り返りと反省)
- 次のデートorお見合いへの準備
また、婚活は複数人の相手と同時進行することも珍しくありません。
そうすると↑のタスク×人数がのしかかってきます。
HSPの方はその特性上、複数のタスクを同時並行でこなすのが苦手です。
そのため、無理にこなそうとすると非常に疲れます。
一人で過ごす時間(回復する時間)を婚活に奪われるから
外的刺激によって疲れた時、HSPの人は一人で部屋に籠るなどして気力を回復させる必要があります。
しかし、婚活はたいてい休日に行うものです。
休日を婚活に充てている婚活人は必然的に休む時間がありません。
HSPの人であれば疲れを回復する時間がないのです。
疲れたら疲れっぱなしです。
HSPにとって疲れを回復する時間がないのは非常にキツイことです。
ドラクエに例えると、回復呪文なしに大魔王ゾーマを倒しに行くようなものです。
キツイです。
HSPでも婚活を成功させるために

HSPの方が婚活で疲れる理由についてはこれまで述べてきました。
では、HSPの人は婚活をしないほうが良いのでしょうか。
いいえ。そんな事はありません。
やり方を間違えなければHSPでも全然婚活は大丈夫です。
いや、むしろHSPの方が婚活が上手くいく可能性すらあります。
HSPの私が言うんで間違いない(?)です。
HSPの方向けにわたしが実践してきた婚活対策を以下に挙げます。
HSPの強みを活かす
HSPの疲れやすい理由は外的刺激に対して感受性が強いからです。
わかりやすく言うとHSPは他人の言動や気持ちの変化を敏感に察知する能力に長けています。
実は婚活においてこの能力はとても大切です。
例えばお見合い相手が寒そうにしていたら、HSPの人は、
「寒くないですか?」
と声を掛ける事ができます。
そうした一言で人の好感度は大きく変わってきます。
しかし、相手が寒そうにしている事にそもそも気付かない人は当然そんな声掛けはできません。
変化を敏感に察知するHSPは実は婚活においてアドバンテージを持っているのです。
こうした能力の重要性は↓の記事に詳しく書いているので是非参考にしてください。

目に見えるスペックにこだわりすぎない
HSPの人は目に見えるスペックにこだわらない方が婚活がうまくいく可能性が高いです。
男性なら若くてキレイな女性。女性なら高身長で高収入の男性に引かれがちです。
けれどそうした目に見える価値に囚われるとHSPの人は幸せにはなれません。
というのも、HSPの人がもっとも大切しなくてはいけないのは周囲の評価ではなく、自分自身の「心の平穏」だからです。
イケメンや美人のパートナーと結婚すれば他者評価は上がるかもしれません。けれど、その人に心の平穏が訪れるかと言うと否です。
一緒にいるとドキドキするよりも、「なんとなく居心地が良いな」と思える人を探しましょう。
居心地の良い人を具体的に説明すると以下になります。
- 話をよく聞いてくれる
- よく褒めてくれる
- 否定しない(なんでもいったん受け止めてくれる)
SNSを見ない
多くのSNSは幸せアピールの場です。
他人に「自分はこんなにも楽しいんだぞ」とアピールし、承認してほしい人たちで溢れています。
当然そんなものを四六時中見てしまうと、「わたしの人生は全然楽しくないや」と自己肯定感が下がります。
特にHSPの方はメンタルにきます。
SNSはほどほどに、リアルで話をよく聴いてくれる友人とつるむようにしましょう。
しっかり断る
前述したように婚活は多くのタスクをこなさなければならません。
そのため、この人「微妙だな」と思った相手とズルズル連絡を取ってしまうと結果的に自分を追い込む結果になりかねません。
断る時はしっかり断りましょう。
自分から断るのは何も悪い事ではありません。
相手が悪いとかではなく、自分とは合わないから断るのです。
断られる側もさっさと断ってくれたほうが無駄な時間を費やさずに済みます。
相手を助けるためにも微妙な人はさっさと断って自分の時間を確保しましょう。
計画的に休む
HSPの婚活は疲れるので、とにかくマメに休息する事が肝要です。
その時の思いつきで休むのもアリですが、「この日は1日休みにする」と最初から予定を入れない日を作っておく事も大切です。
HSPの人は婚活を短期集中で行うよりも、ゆっくりと自分のペースで行う方が上手くいく可能性が高いです。
婚活を短距離走ではなくマラソンのようなものと考えましょう。
ちなみにわたしは婚活を始めてから結婚するまで10年かかっています。
(さすがに長すぎるかも。。。)
まとめ
今回はHSPが婚活で疲れる理由と5つの対策について考えてみました。
HSPが婚活が疲れる理由は以下の4つになります。
- 「初めて」の事が多いから
- 「人対人」の活動が主になるから
- 処理すべきタスクが多過ぎるから
- 一人で過ごす時間(回復する時間)を婚活に奪われるから
またHSPの人が婚活を成功させるための対策は以下の5つになります。
- HSPの強みを活かす
- 目に見えるスペックにこだわりすぎない
- SNSを見ない
- しっかり断る
- 計画的に休む
HSPであることをマイナスに捉えるのでなく、是非強みを活かして活動しましょう。
皆様の婚活に幸運がありますように。
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