婚活では多くの女性が何らかのフィルターを通して相手選びをしていると思います。
年齢、収入、身長etc
その中で、わたし自身10年に渡る婚活を通してわかったのは、もっとも無意味なスペックが【学歴】だったということです。
以下にその理由と婚活男性にとっての最大の武器はなんなのかについて解説したいと思います。
婚活市場では大卒はもはや普通過ぎで何のアピールにもならない

まずは日本における大学進学率の推移を見て頂きたいと思います。
年度 | 高等学校等 卒業者数 | 大学(学部)入学者数 | 大学(学部) 進学率 |
平成 10 | 1,441,061 | 790,423 | 36.4% |
平成 20 | 1,089,188 | 607,159 | 49.1% |
平成 25 | 1,091,614 | 614,183 | 49.9% |
平成 31 | 1,055,807 | 631,267 | 53.7% |
上は文部科学省データに基づく高等学校卒業者における4年制大学への進学率です。
いわゆる現役進学した率です。
この20年で20ポイントほど上昇しており現在では高校卒業者の2人に1人は大学に進学していることとなります。
また、浪人等してから大学進学する人もいますので、実際の進学率はもっと高いと思われます。
さらに専門学校、短大等の含めた進学率は現在70%を超えています。
このように、もはや日本において高等教育を受けるのはスタンダードです。ですので昭和時代あれば、大卒という看板1本で勝負できたかもしれませんが、現在は難しいということがお分かり頂けるかと思います。
では、次に「偏差値の高い有名大学ならどうか」という疑問が湧いてくるかと思います。
たしかに偏差値70以上の大学卒業者は1割程度と言われています。1割と言えば10人に1人ですので、婚活においても希少性があり、人気が出そうなものです。
しかし、現実は残念ながらそうはなりません。その理由を次に述べたいと思います。
学歴だけで飯は食えない。婚活における重要なスペックは収入という現実

日本の婚活市場で男性の学歴はオマケみたいなものです。
カツ丼で言ったらミツバ、パスタで言ったらパセリのようなもので、無いよりはマシ程度です。
もちろんミツバやパセリも「絶対ないと嫌!」という人もいるでしょうが、圧倒的に少数派でしょう。何故ってミツバやパセリをいくら食べてもお腹は満たされないからです。
婚活で重要なのは学歴よりも如何に収入が高いか、稼ぐ力があるか、生活能力があるかです。
例えば、プロ野球選手は大卒よりも高卒の選手の方が大成しやすく平均年俸は高くなります。
以下に近年のメジャーやプロ野球で活躍した高卒選手の最高年俸を挙げたいと思います。
- イチロー 20億3000万円
- 松井秀喜 14億3000万円
- 松坂大輔 11億3700万円
- ダルビッシュ有 27億5000万円
- 田中将大 26億5000万円
年俸というか名前を列挙するだけで如何にスゴい選手が多いかわかると思います。
きっと野球を知らない人でも知っている人達ばかりでしょう。この人達は全員高卒なのです。
そして皆さんそれ相応の奥様をゲットしている人がほとんどです。ちなみに近年メジャーリーグを熱狂させている大谷翔平選手も高卒です。
もちろん、プロ野球選手と一般男性は異なる部分もありますが、評価の基準はまったく同じです。
如何に働いてチームや社会に貢献するか、です。そこに高卒も大卒も違いはありません。
逆に言うと高学歴でも仕事ができなければ無意味です。
いや、無意味どころ期待値が高い分かえって失望を与える可能性の方が高いかもしれません。
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学歴で収入を推定することは無意味

ここで学歴と賃金の相関について見ていきたいと思います。
年齢 | 大卒平均給与 | 高卒平均給与 |
20~24 | 229万2千円 | 203万円 |
25~29 | 266万4千円 | 233万4千円 |
30~34 | 321万8千円 | 258万8千円 |
35~39 | 376万円6千円 | 284万9千円 |
40~44 | 429万5千円 | 309万5千円 |
表を見ると学歴が高い方が収入も高いことがわかります。
プロ野球選手は一旦脇において、一般的なサラリーマンの場合学歴が高いほうが年収は高くなる傾向といえます。
これは、高卒よりも大卒のほうが収入の高い高度な仕事に就ける機会が多くなるため、と推測できます。
しかし、一方で高卒でも高い給与を得ている方も数多くいます。
逆に高学歴ワーキングプアという言葉もあるように、高学歴であるが故にかえって貧しい暮らしをしている人達も一定数います。
いずれにしても婚活で相手選びをする時は、わざわざ「学歴フィルター」をつけなくても「年収フィルター」をつけられますので、収入の多寡を学歴で判断するのは無意味です。
教養の指標として婚活で高卒男性を排除してはいけない

次に収入ではなくて「教養としての大卒」について考えたいと思います。
高卒より大卒のほうが教養があるから話しが面白い、知的好奇心が旺盛など考える人もいるかもしれません。
高学歴女性に多いのですが、高卒男性を婚活でフィルター排除する人がいます。
おそらくそういう女性の言い分はこうだと思います。
- 自分もそれなりの大学を出てるし、相手男性には同等がそれ以上の大学を出ていてほしいという思いがあるから。
- 同じ大卒でないと価値観とか話しが合わないと思うから。
- 子どもは親のIQの影響を受けやすい。将来子どもを持った際、親が難関大卒のほうが賢く育つと思うから。
わたしはこのような女性の意見を否定するつもりはありません。
婚活はそれぞれがそれぞれの価値観で粛々と進めるべきものだからです。
しかし、婚活の場に出てくる高卒男性というのは優秀な人が多いというのもまた事実です。
というのも、一定の収入が求められる婚活市場において、その基準をクリアしている高卒男性というのは大卒男性に比べて、より多くの努力や苦労をしている比率が高いからです。
また、努力や苦労をしてきている人は結婚生活にもその知見が活かされる可能性が高いです。
更に子どもの教育に関しては高卒男性ほど自身が高卒であるがゆえに熱心に行う場合も多くあります。
現在の日本でこんなに大卒者が多くなったのは、ひとえに昭和時代に大学に行きたくても行けなかった人たちが多かったことの反動であることも一つの要因なのです。
婚活で男性の最大の武器とは

婚活で学歴が重要なスペックでないことはこれまで説明したとおりです。
では、男性にとって最も重要なスペック【武器】とは何なのでしょうか。
「収入」と言いたいところですがそうではありません。
10年以上婚活をしてきたわたしが行き着いたもっとも重要なスペックは【健康】です。
「健康なんて当たり前だろ!」とか罵声が飛びそうですが、婚活市場において心身の健康、特に心の健康というのは実は非常に重要なのです。
これを読んでいる方に伺います。
自分の心身は健康であると胸を張って言えますか?
ここで自信を持ってYESと言える方はおそらく婚活を早期に終わらせられると思います。というのも、心身が健康であれば自然と男性は男性らしい魅力が滲み出て女性にモテるからです。
見た目の美しさも、毎日働けるのも、人に優しくできるのも、態度に余裕が出るのも、新しい目標にチャレンジできるのも健康であればこそです。
要は婚活に必要なスペックを紐解けば、すべて【健康】にいきつくのです。
もちろん男性だけでなく女性にとっても健康は重要です。
しかし、日本の独身男性の平均寿命と既婚男性のそれと比較したとき14歳も低くなります。(女性では逆に未婚者のほうが平均寿命が長くなります。)
これは「結婚すると男性は長生きする」と言えるのと同時に「結婚できる男性はそもそも健康な人が多い」からなのです。
無理な働き方をしていませんか?日々の生活に遊び心はありますか?お酒は飲みすぎていませんか?夜はよく眠れていますか?
「自分には何のスペックもない」と嘆いておられる方が居れば、まずは健康増進に取り組んでみましょう。
まとめ
いかがでしたか。
ここでは婚活における学歴フィルターが無意味であることについて解説しました。
そして男性にとって最大の武器は【健康】であることもお伝えしました。
収入や学歴などにこだわるのも良いですが、これを機会に健康にも気をつけて婚活に励んで頂ければと思います。
皆様の婚活に幸運がありますように。
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